・入園・入学、おめでとう!未来に羽ばたく子どもたちに贈るギフト5選

まだまだ厳しい寒さが続いていますが、もう少しすると新たな門出の季節…春がやってきます!
この春、入園・入学を迎える子どもたちに心よりお祝い申し上げます。

子どもたちには未来への希望・自分たちの可能性を信じて新しい世界へ羽ばたいて欲しい。戸田デザイン研究室には、そんな思いを込めて作った作品がたくさん揃っています。

ただ知識を伝えるだけでなく、子どもたち自身から湧き上がる好奇心を刺激し、学ぶことを楽しむ。そんなきっかけとなる絵本、カード、木のおもちゃはギフトにもぴったりです。

ここでは選りすぐりの大人気商品を5つご紹介します。この春、新しい扉を開ける子どもたちに、たくさんの愛情と共にお贈りください。

■ひらがなの美しさまで伝える名作。

1982年に誕生した戸田デザイン研究室の原点『あいうえおえほん』。お陰さまでたくさんの親から子へとと読み継がれ、2019年にはグッドデザイン賞も受賞しました。

皆さんに驚かれるのは、このページいっぱいに記されたひらがなも作者・とだこうしろうのオリジナル・フォントという事実!50音を一文字ずつ丹念にデザインしていき完成させました。

この文字の美しさは時が経っても色褪せることなく、美しい文字デザイン(タイポグラフィ) としてデザインに造詣の深い方々からも高く評価されています。

そして書き順をわかりやすく表示した文字も、この本のために制作されたオリジナルの書体です。

国語の教科書に使われている、いわゆる“教科書体”は毛筆を元にした毛筆体。これを手本に子どもたちが鉛筆などの硬筆で書こうとすると、「トメ・ハネ」で必ず迷うことになる。
そこで、毛筆を硬筆で書いた場合にしっかりと書く「ハネ・トメ」と、書かなくて良い「ハネ・トメ」を明快に区別しデザインしたのが、このオリジナル硬筆標準書体なのです。

これには、一文字ずつ当時の文部省に確認をとりながらデザインしていくという、大変な手間と時間がかかりましたが、子どもたちや父兄、教育現場の先生方からもとても喜ばれ、評価をいただいています。

もちろんイラストの存在も大きな役割を果たしています。

描かれた物の特徴を的確にとらえ、シンプルで美しく・楽しくなるような表現になるまで練り上げられています。
色彩も鮮やかだけれど刺激的ではなく、子どもたちが穏やかに眺めていられるような配色がなされています。

正しいひらがなの形を伝えるだけではなく、まずひらがなの美しさ・面白さを感じてもらうこと。
そこから自分でも美しいひらがなを書いてみたくなる、文字やことばに触れる面白さに気がついていく…。

そんな子どもたちの感性と内側から湧き上がる好奇心を大切に、デザインにできることを注ぎ込んだ戸田デザイン研究室の代表作。ひらがな学習のスタートに、これ程ふさわしい1冊はありません!


■心の視野も広げる地図絵本。


1990年代初頭に作られた『にっぽん地図絵本』と『せかい地図絵本』。
どちらも公私教育機関から支持され、毎年、教科用図書にも多数採択されている信頼のベストセラーです。

そしてもちろん、子どもたちからもたくさんの支持を集めてきました。その理由の一つは、抜群のわかりやすさと楽しさ。

地図が苦手な子どもたちのみならず、お母さん・お父さんからも「子どもの時にこの地図絵本を読んでいたら良かった!」というメッセージが寄せられています。

国や地域で色分けされたブロック。パッと見ただけで境界線がわかり、複雑になりがちな地図を的確にとらえることができます。この鮮やかな配色もとても楽しい!各地の風土や文化を伝えるイラストとあいまってとても美しいデザインです。

伝える情報もグッと絞っているので、読みやすく頭に入りやすい。各国や地域の美しさや文化まで伝わる内容で、読んでいるだけで旅をしてみたくなるような気持ちにさせられます。

さらに日本そして世界を広い視点で捉えた、作者の大らかなメッセージも魅力です。

各地の文化や風土の素晴らしさはもちろん、環境の問題など日本人として考えるべき問題にもまっすぐな視線で描かれた『にっぽん地図絵本』。

「よるのそらを、みてごらん」で始まり、「じんせい、だいじに生きよう」と言うメッセージで結ばれる『せかい地図絵本』は、地球という観点から見つめた世界の国々、動物たちから見る人間社会のことなど、示唆に富んだ内容になっています。

今、自分が生きている世界から一歩踏み出し、いろいろなことを感じる・考えることができる。子どもたちの心の視野を広げてくれる、楽しい地図絵本です。


■心を動かしながら、時計を読む。

「時計を読む。」これは子どもたちにとって、難しい学習の一つでもあると思います。単純に覚えれば良いと言うのは簡単ですが、頭と心が一緒についていかない…。わからないから次第に苦手意識が強くなっていく…。

そんな時計の学習に悩む子どもたちからも絶大な支持を集めるのが、この『とけいのえほん』なのです!

この絵本には時計の針を回すような仕掛けもなければ、お話もありません。
見開きの右側には時間を示す大きな振り子時計、左側にはその時間を表す情景だけが描かれています。

【午前5時】は水平線から現れる太陽と、緑のなかを飛んでいく1羽の白い鳥。爽やかな朝の訪れです。
【午後11時】は星明かりの下を急ぐトラック。こうこうと光るライトが、夜道を照らします。

時間をイメージでとらえることで、子どもたちは自分の生活の中にある時間の流れと照らし合わせることができ、時間と言うものが示す意味や概念を大きく掴み取っていくことができるのです。

何かを学ぶときの入り口はたくさんありますが、深い理解や好奇心を持つに至るには、いつも心の動きが伴っているように思います。

実際に時計を読むのに苦労して、色々な絵本や教材を試したお子さんが、この『とけいのえほん』でスッと時計を読むことができるようになったというお声もたくさんいただいています。

子どもたちが「そうだったのか!すごいなぁ。楽しいな。」と感じる心。それを大切にした、他にはない時計の絵本です。


■ 国旗デザインから世界が見える!!

戸田デザイン研究室は、1990年代から子どもたちの世界に向けた好奇心を育むモノ作りを続けてきました。

リングカード・せかいじゅうの国旗』のそのひとつ。
2014年の発売以来、人気の途絶えることがない『リングカード・シリーズ』の8作目であり、なんと世界すべての国の国旗が揃ったスペシャルなカードなのです!(このボリュームはギフトにもぴったり!)

お豆のような柔らかいフォルムのカード。その片面には各国の国旗デザイン、もう片面にはおよその位置を示す世界地図や国名、正式な縦横比率の国旗など厳選した情報がわかりやすく掲載されています

めくるたびに次から次へと鮮やかな国旗が現れ、目にしたことのあるものも、初めて目にするものも新鮮な驚きがあります。


さらにリングから外して一面に並べてみるのも楽しい!
デザインの似ている国旗を並べて見ると、何か共通することがわかってきたり、大陸ごとに並べてみるのも面白い発見があるでしょう。

そもそも国旗のデザインはその国の歴史や文化、願いなどが込められているものです。
それに触れることは、それぞれの国に誇るべきものがあり、人々の暮らしがあると言う事実を知ることでもあります。

この一見当たり前のようで大切な事実を知ることが、世界に対して好奇心を抱く大きなきっかけとなってくれます。

『リングカード・せかいじゅうの国旗』は、これから世界に目を向けていく子どもたちに届けたいカードです。



■日本一、美しい文字つみきを目指して。


入園・入学のお祝いの定番とも言える、つみき。中でもひらがなの入った文字つみきは根強い人気があります。

私たち戸田デザイン研究室の『あいうえおつみき』は、「日本一、美しい文字つみきを作る」と言う信念のもと、岐阜・郡上八幡の野首木工所さんと一緒に作り上げた渾身の作品です。

文字も絵も、冒頭で紹介した『あいうえおえほん』を忠実に再現。オリジナルのフォントで記された墨一色のひらがなが、文字そのものの美しさを伝えます。

目の覚めるように鮮やかなイラストも美しい!シルク印刷でプリントされ、時間が経っても色褪せたり、剥がれたりもしません。

さらに天然のブナの質感を残し、子どもの手にしっくり馴染むピースの大きさにもこだわりました。もちろん、すべてのピースの角は職人の手によって丁寧に面取り加工されています。

他にも話し出したらキリがない!というくらい細かなこだわりが詰まっており、子どもの代、孫の代へと手渡すことができる高いクオリティに仕上がっています。

もちろんこの品質に至るまでには、たくさんの苦労と時間を要しましたが、それだけの労力を費やす
理由が私たちにはあったのです。

私たち戸田デザイン研究室の根幹にあるのは「心を動かすモノ・コトを届ける」と言う考えです。

特に学び・知識というものは、ただ正解を受け取っただけでは、そこから先の広がりを生むことはなかなか難しいものです。しかし、心を動かしながら学んでいくと、知識の種は大きな花を咲かせていきます。

だからこそ、私たちは手にしてくださる子どもたちの心・感性を動かすような、心躍る商品を届けなければならない。そこに一切の妥協があってはならないと考えてきました。

そんな思いから「日本一、美しい文字積み木」を目指して作られた『あいうえおつみき』。どうぞ新しい門出を迎える子どもたちにお贈りください。


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