2018年より弊社公式ウェブサイト限定で行っている新古本販売について、2023年6月10日号の『リサイクル通信』(発行:(株)リフォーム産業新聞社)で紹介いただきました。
出版物には流通や製造の間に少しの傷や汚れがついた程度でも「販売不可」と選別され、最終的に断裁処分を余儀なくされるものがあります。もちろん私たちの作る絵本にも、そうした本があります。
まだ十分に読める本も処分するしかないことに、長年にわたって「もったいない!」と強く感じてきました。
そんな状況や思いを少しでも打破するべくスタートしたサービスですが、「作る・売る・買う」にまつわる私たちの考えや責任を伝えていく取り組みとしても大切に考えてきました。
時代に左右されない価値ある商品を作り、届けること。
まだ価値もニーズもある商品に関して、適正な価格で販売していくこと。
経済活動の一環の中で、こうした“一見、当たり前のこと”を形にしていくことは簡単ではありません。
正直、新古本を販売するにも手間とコストがかかります。
しかし、目の前にある損得勘定を超えた視点で発信・行動していくことも、私たちが社会に提案できるデザインのひとつではないかと考えています。
サービス開始から5年。小さな会社の行う小規模な取り組みですが、お陰さまでたくさんの喜びの声や共感の声をいただいています。
これからもお客さまに多角的な価値や意味を感じていただけるサービスとなるよう、育てていきたいと思います。
■新古本販売についてはこちらから