先月、こちらの公式Webサイトで、弊社絵本『おいたてられた2匹のカエル』が、ヤマトホールディングス主催の音楽宅急便2025「クロネコ ファミリーコンサート」にて音楽と一緒に楽しめることになったとお伝えいたしました。
「クロネコ ファミリーコンサート」は、地域を超え、小さな子どもたちから大人まで無料で楽しむことができる大人気のコンサートです。
40周年を迎えた今年は全国6カ所で開催。昨日の東京公演が最終公演でしたが、素晴らしい音の世界を楽しむことができました。
ワルツ王とも呼ばれるヨハン・シュトラウスⅡ世の名曲からスタートしたのですが、冒頭からオーケストラの奏でる音の厚みがとにかく凄い!
その後、物語の朗読と音楽が一体になった「音楽物語」として弊社絵本『おいたてられた2匹のカエル』が演奏されました。
この絵本は、安全な住処を追われた2匹のカエルの姿を通じて、自然と人間の共生を問いかける物語。
次々と危機に直面するカエルの様子をテンポよく、時に切なく伝える司会・朝岡聡さんの朗読が、会場を物語の世界で包み込みます。
そこにオーケストラの音が一体化し、今まで感じたことのないような壮大なイマジネーションが広がっていき、感激もひとしお!
「カエルがかわいそう。。」など感想を漏らしながら聴き入る子どもたちの様子も、とても嬉しいものでした。
他にもダンスあり、子どもたちも参加できる演奏ありと盛りだくさん。
マエストロ・飯森範親さんの指揮のもと、卓越した表現力を持った東京交響楽団の皆さんが作り出す音の響きは、強く、美しく、繊細…。
音楽が人間に与えてくれるものの大きさに圧倒されるコンサートでした。
改めて今回このような機会をいただけたこと、弊社絵本の世界をより豊かなものに高めてくださった作曲家の三宅一徳さんはじめ、素晴らしい音の世界を作り出してくださった皆さまに心より御礼申し上げます。
音楽と絵本の素晴らしい出会いに感謝です。
■『おいたてられた2匹のカエル』